ヨーイクサトオヤノブログ

小学校低学年から一緒に暮らしている息子(里子)との話

食パンのみみ

スーパーの前のパン屋で食パンの耳が50円で売っている、と息子が教えてくれた。袋にたくさん入ってるいるらしい。


「それは安いね」


と私。


「おいしいねん」


と息子。


「たべたんだー」


と独り言のように呟く。ここでうっかり質問すると口を閉ざすのがこの頃の息子だった。


「毎日食べてるし!」


と、私のペースにまんまと乗っかっていく息子。毎日たべとんのかーい(^^;)そりゃ、晩ご飯は入らない、と内心呆れる私。


「ハルキとタクとあと、ひらひらの知らん子と俺とアヒルとで食べる」


と普段はベールに包まれた彼の日常が垣間見えてきた(笑)アヒルがいるってことはあの公園に集ってるんだね、とか思いながらうんうんと頷いてみせる。


「ハルキ、晩ご飯9時やからお腹すくねんて」


と、教えてくれる。たまにやってくるあのテンションの高い子だなーとも思う。お父さんが中学生に恫喝して警察呼ばれたタクね(^^;)とか、個性豊かな面々が目に浮かぶ。ひらひらの知らない子もきっとキャラ濃いめなのだろう(笑)


こういうふうに、息子は親の目が届いていない子、暴走しがちな親がいる子と過ごすのが落ち着くようだった。正直、少し心配ではあった。そしてやがて息子は、この仲間たちとこっそりゲーセン行くようにもなり、なんだかなし崩し的にマクドナルドでおごったりおごられたりすることをこの頃からするようにもなっていたり。遊び方は小学生にしては派手だったのではないかと思う。でも、ここを好きにさせておいたのが、のちのちよい結果をもたらしていく。